@article{oai:meikai.repo.nii.ac.jp:00001069, author = {坂本, 純一 and SAKAMOTO, Junichi}, issue = {6}, journal = {明海大学教職課程センター研究紀要, Bulletin of Meikai Teacher-Training Support Center}, month = {Mar}, note = {本稿は,坂本(2020)「日本語母語話者が聴き取りを苦手とする英語の母音の指導」に子音の項目を書き 加え,記述内容を全面的に精査したものである。 本稿の目的は,英語の教師を目指している日本語母語話者の学生が知っておくべき,日本語母語話者が 聴き取りを苦手とする英語の音素について理解を深め,中学生や高校生への指導の方法を考える一助とす ることである。ここでは英語のすべての音素を網羅的に取り上げるのではなく,一般的な発音教本の類で は必ずしも言及されていないにも関わらず非常に重要である事象を中心に述べる。 英語の学習者にとって,英語の音素に含まれている異音にはかなりの幅があり,例えば英語の音素/e/ は日本語の/ エ/ のように聞こえる発音をする英語母語話者と/ ア/ のように聞こえる英語母語話者がい る。日本語母語話者にとって前者の話す/e/ の聴き取りは容易であるが,後者の話す/e/ の聴き取りは困 難を伴う。ここでは,このように聴き取りに困難を伴う英語の音素をいくつか取り上げ,それらの音素を 含む単語を日本語母語話者の大学生に書き取らせたり紛らわしい音素の聞き分けに取り組ませたりした。 その結果,正しく書き取ったり聞き分けたりした学生とそうではない学生にはっきりと分かれた。 このように聴き取りに困難を伴う英語の音素があることを知っておくことは,聴き取りを少しでも成功 に近付けることに寄与するのであり,英語の教師はこのことを授業の中で意図的に生徒に紹介し,実例に 基づいて慣れさせていくことが大切である。}, pages = {55--65}, title = {日本語母語話者が聴き取りを苦手とする英語の音素の指導}, year = {2023}, yomi = {サカモト, ジュンイチ} }